大経蔵納骨堂
本堂裏の大経蔵1階を納骨堂化し、代用墓としてご利用いただける納骨壇を導入しました。
経蔵とは主に学僧を輩出した寺院に建立され、経典書物等を収容する土蔵です。当山では1950年に勧学寮頭・梅原真隆和上により建立され、一般的な経蔵よりかなり大型で「大経蔵」と呼称しております。1階中心部の堂内総参拝所には、梅原真隆和上真筆六字名号を安置し荘厳されます。祭壇には花梨、床一面には真赤花梨が目を引く立派な空間です。
近年お墓の維持管理にお悩みの門徒方から、「お寺にお墓の遺骨を預けたい」との要望が寄せられるようになりました。当納骨堂はお寺の土蔵室内管理により、通常の青空墓と比べ維持管理が容易です。お墓事情でお悩みの方は選択肢のひとつとしてご検討ください。ご利用対象は当山門信徒に限定し、定められた規約に則りご利用いただいております。
型式は以下3つから選択可能です。
*佛壇型
上段に簡易佛壇のある型。骨甕6~8つ収容可。
*ロッカー型
佛壇の無い型。骨甕6つ収容可。
*小ロッカー型
最小の型。骨甕1~2つ収容可。
祖壇納骨堂
本堂後堂には「祖壇納骨堂」を設置しております。お寺への分骨納骨が可能、またお墓の古い遺骨の整理にもご利用可能です。堂内装は、床に紫檀・壁天井に花梨という希少材をふんだんに使用した厳かな空間を特徴としています。
大谷本廟納骨
骨甕に納めるお骨を「総骨」、小容器に分けるお骨を「分骨」と呼称し、総骨は満中陰法要(49忌)後に墓所へ納めますが、分骨はしばらくの間お佛壇等にて保管しますが、その内に大谷本廟無量寿堂納骨所へ納めることが長らくの慣習です。尚、納骨は祖壇納骨と無量寿堂納骨の2種類です。
* 祖壇納骨
大谷本廟内祖壇納骨所定の場所へ納骨します。全国各地からお越しの分骨をまとめて納めます。後々納めた分骨の確認はできません。申込書類は西本願寺HPからDL可能です。
* 無量寿堂納骨
大谷本廟無量寿堂内当山所定の納骨所へ納めます。後々納めた分骨が確認できます。納骨所の場所番号をお控えになるかカードが発行されます。納めた分骨は永代保管され動かすことはありません。
【大谷本廟無量寿堂納骨に必要なもの】
無量寿堂納骨は下記が必要、その他ご案内もありますので、事前に納骨の旨と来寺日時をお伝えいただいた上でお寺まで分骨と納骨冥加金をお持ちください。
* 納骨証明書
当山所定納骨所へ納めるための書類を発行します。大切な書類ですので、紛失や忘れ物等くれぐれもお気をつけください。
* 納骨専用容器
分骨は、所定容器へ移し替え、勤行後お返しします。
* 納骨冥加金
納骨のお申し出の際にお問い合わせください。
【分骨納骨に関する疑問集】
Q : 分骨はいつごろまでに納めれば良いか
A : 特に期限はないので、皆さまの判断にお任せしています。
Q : 大谷本廟無量寿堂納骨所へお参りに行くと、先に納めた分骨が無かった
A : 無量寿堂納骨所は寺院により運用方法が異なります。当山は納骨所が埋まり次第施錠し永代保管するため、その様な事象は発生しませんのでご安心ください。
Q : 先に納めた家族の分骨と隣り合わせて納めてもよいか
A : 後々確認が困難になるため、順番にお納めになるようお願いします。
総骨無量寿墓
時代の変化が著しい今日、将来的なお墓の維持にお困りの方へ、当山では「総骨無量寿墓」を設置しております。お墓の用意や維持に関わる心配が不要となります。ご希望の方は当山までお問い合わせください。